ヘンリックは俺に依存している。
朝も、昼も、当然夜でも俺の身体を求めてくる。ありとあらゆる手段で。
確か、ある日俺が目覚めたらアイツが上に乗り、腰を振っていたことが切っ掛けだったような気がする。
いや……もう、切っ掛けはどうでもいい。ともかく、ある時からヘンリックは俺に抱かれるようになった。
蕩けた瞳で、熱い吐息で、悩ましげな表情に、恐ろしく淫靡な仕草で。直接的な手段に出るのだって珍しくない。
「んっ、じゅる、じゅ、んむ……♡」
今日の朝だって、昨日あれだけヤッたのにまだ足りないのか朝立ちしかけていたであろう俺の愚息をしゃぶっている。
身体中に残る痛々しい噛み痕も、叩き過ぎて少し腫れている尻たぶも、彼にとっては快楽の証でしかないのだろう。
「ん、はぁ……♡ おはよう、ガスコイン。朝から元気だな」
しゃぶっていた愚息を扱きながら、ヘンリックが言う。
「そりゃ……元気にもなるだろ」
それだけしゃぶられたらな。と続けたのだが、相手の耳には届かなかったらしい。
「昨日あれだけ喰ったのにまだ元気なのか……フー」
ヘンリックは呆れたようにため息を吐いた。
俺の自慢の相棒は、今も色男として名高い。
相棒の心を引き止めておくには、精々アイツの目が誰かに移らないように……抱き潰すぐらいの事はしなきゃならない。
あんなトロ顔で誘って来ていても、次の日にはその顔を他の誰かに向けているかもしれない。そんな事は、許せなかった。
「……本当に仕方の無いヤツだなお前は♡ いいぞ♡ 満足するまで喰ってくれ♡♡♡」
いつの間に解したのか、トロトロになった尻穴で俺の愚息を一息に飲み込む。
「ッ……! は……♡ がす、がすこいん♡♡」
……なんて顔しやがる。俺のため、なんて雰囲気は出してるが、実際はまだ「食い足りなかった」んだろう。
昨晩は本当に酷い有様で、あんな抱き潰し方は出来るだけしたくないと思っている。
思ってはいるが……結局俺は、上で快楽を貪るヘンリックの腰を掴み、下から突き上げ始めた。
この片思いを続けるために。
所詮、この一時は夢なのだから。
おかしいな……アッパー系の話を書くはずが……
